60系の後継モデル。
1989年10月、60系がフルモデルチェンジされ、80系が登場。
ボディサイズが一回り大きくなり、メインマーケットの北米やオーストラリア向けに開発されたモデル。

日本国内向けは8人乗りのワゴンと5人乗りのバンが用意されており、エンジンはワゴンがガソリン、バンはディーゼルを搭載。
現在のランクルは200系だが、80系がまさに先祖モデルともいえそうな大きな車体と豪華な装備を誇る。

ランドクルーザーにはクロカンとしてヘビー系は70が存続しており、80系ランクルはプラドの上級車としての位置づけもあったようだ。
ランクルが80系に進化したときに一番大きな変更点となったのは、4WDのシステムがセンターでフロックタイプのフルタイム四駆に進化したこと。

80系ランクルは後の100系、200系へと続くSUVの元祖モデル。オフローダーとしての色も残しており、過渡期のクルマともいえそうだ。

ランドクルーザー80系はよりSUVとしての色を濃く出していった世代である。
開発当時、バブル景気真っ只中で、開発費用無制限で最高の四駆を!との方針だったそうである。
80系は見栄えの向上と装備の充実により、より都会的なSUVへと性格が変化したモデルであったが、ディーゼルエンジンは1HD-Tが搭載、オフロード性能はランクルの名に恥じない走りを見せた。

バンではキャンピングカーに改造された車も見られ、メーカー純正のキャンピングカー仕様車「アクティブヴァケーション」も設定されていた。
その後ディーゼルは1HD-FT、1HZへと変わり、ガソリンは3F-Eから1FZ-FEへ。SUVとして上質な走りをするならガソリン、アウトドア派にはディーゼルと分かれていた。

バックドアは、STDとGXは70系と同じ観音開き、VXとVXリミテッドは上下開きを採用。
尚、STDにはオーバーフェンダーが装着されなかったが、GXについては後期型(1996年~1998年)のワゴン及びバンのディーゼルターボに装着されていた。

こういったグレードによる細かい差別化が、80系ランクルの特徴でもあり、SUVとして使うか、キャンピングなどのアウトドアに使うか、どちらかに統一する事はなかった。

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